OdooのBill of Materials(BOM)機能の基礎と「本棚」を例にした具体的な設定手順をまとめました。特にご質問の多かった「Reference」欄の使い方についても詳しく解説します。
📦 Odooにおける Bill of Materials(BOM)の基礎と例:本棚の組み立て
🧰 前提:本棚の構成
製品:本棚
部品構成(構成品):
- 板 × 4枚
- 天板 × 2枚
- ねじ × 8個
✅ ステップ 1:前提設定
1. 製造機能を有効にする
- 製造 > 設定 > Work Orders(作業指示) にチェックを入れる
2. 製品(Product)として本棚を登録
- 製品名:本棚
- 「在庫管理」タブにてルート:
- ✅ 製造(Manufacture) にチェック
✅ ステップ 2:BOMの作成
📘 上部スマートボタン > [BOM] > 新規作成
| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| Product | 本棚(対象となる完成品) |
| Reference | 任意の識別子(後述) |
| BOM Type | 製造用(Manufacture this product) |
🧩 構成品の入力
| 製品 | 数量 |
|---|---|
| 板 | 4 |
| 天板 | 2 |
| ねじ | 8 |
🛠 工程の設定(必要に応じて)
- 工程名:本棚の組み立て
- 作業区(Work Center):任意の作業場所(例:組立エリア)
- Duration computation:
Set duration manually - Default duration:60分
- Work Sheet:PDF/HTML/ノートなどで作業手順を登録可能(例:組立マニュアル)
🧾 「Reference」欄の使い方と実例
📌 概要:
Referenceは、同じ製品に複数のBOMがある場合の識別ラベル/コードです。
🧪 使い方の実例:
▶ 例1:製造方法が異なる
本棚_BOM1_手作業組立本棚_BOM2_自動組立
▶ 例2:地域や仕様が異なる
本棚_JP仕様本棚_EU仕様
▶ 例3:サブアセンブリあり/なしの違い
本棚_簡易BOM本棚_詳細BOM
✅ 活用メリット
- 製造オーダー時に複数のBOMから選択が可能
- 将来の分析やBOMの差分管理がしやすくなる
- Studioやスプレッドシート連携時に識別キーとして便利
🏭 ステップ 3:製造オーダーでの活用
- 製造モジュール > 製造オーダー(MO)を作成
- 製品「本棚」を選択
- 必要であれば「Reference」に基づいたBOMを手動で指定
- Work Orders(作業指示)を開始し、作業区に応じて製造を進行
- 製造完了後、完成品が在庫に追加
✅ まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| BOMとは | 製品を構成する部品と工程を定義する表 |
| Referenceとは | 同じ製品に複数BOMがある場合の識別子 |
| 工程設定 | Durationや作業区、手順書もBOMに組み込める |
| 製造オーダーとの関係 | BOMに基づいて部品・工程が自動反映され、実製造が実行可能 |
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