POSオーダーデータの各項目の説明
| 項目名 | 説明 |
|---|
| オーダ参照 | 販売拠点(例えば「製パン店 店舗」)と内部オーダー番号。注文がどこで行われたかを識別します。 |
| セッション | POSの稼働セッション(例:POS/00001)。1日の営業単位で管理されます。 |
| 日付 | 注文日時。POSシステムで注文が確定されたタイミングです。 |
| POS | 販売が行われた店舗名やレジ名(例:製パン店 店舗、レストランなど)。 |
| レシート番号 | 実際のレシート印刷時の番号。会計処理に紐づく一意の注文IDです。 |
| 顧客 | 顧客名(通常POS注文では匿名が多いため、空欄になることも)。 |
| キャッシャー | レジ担当者の名前(このサンプルでは空欄)。POSユーザーと紐づくこともあります。 |
| 合計 | この注文の支払合計金額。単位はおそらく通貨(円)です。 |
| 状態 | 注文の状態を示します。 主な値は以下の通り: ・支払済 – 取引が完了 ・新規 – まだ処理中 ・取消済 – キャンセル処理済 |
POSセッションデータの各項目の説明
| 項目名 | 説明 |
|---|
| セッションID | セッションの識別子。POSごとに自動で割り振られるユニークなID。例:POS/00002。 |
| POS | セッションが実行されたPOS(販売地点)の名称。例:レストラン、家具屋など。 |
| 開始者 | セッションを開始したユーザーの名前。 |
| 開始日 | セッションを開始した日時。 |
| クロージング日 | セッションを閉じた日時。未記入の場合はまだ「進行中」の状態。 |
| 開始残高 | セッション開始時にレジに入っていた現金の金額。例:オープンキャッシュ200,000円など。 |
| 終了残高 | 実際にセッション終了時にレジに残っていた現金の金額。 |
| 理論終了残高 | 売上や支払い記録から計算される「理論上あるべき」終了残高。 |
| 状態 | セッションの状態:進行中(まだオープン中)、クローズ済・記帳済(レジ閉じ・記帳済み)など。 |
各列の意味
| 列名 | 内容 |
|---|
| 日付 | 支払いが行われた日時。POS注文に関連するタイムスタンプです。 |
| 支払方法 | 使用された支払い手段(例:カード、現金など)。 |
| オーダ | この支払いが関連するPOSオーダーのID(例:製パン店 店舗/0001)です。 |
| キャッシャー | 誰がキャッシャー(レジ担当)かを示す項目(このデータでは欠損していることが多いです)。 |
| 金額 | その支払いの金額です(通貨は設定により異なりますが、通常は円)。 |
🔍 顧客(Customer)の主な目的
1. 売上の記録先の特定
- 誰に販売したかを明確にし、将来の問い合わせやレポート作成に活用。
- 匿名顧客(デフォルト顧客)も設定可能。
2. 後日支払・請求管理
- 顧客が請求先(Invoice)として指定されることで、後払いの処理が可能。
3. 販売履歴の追跡
- 顧客ごとの購入履歴が保持され、マーケティングやロイヤリティ分析に活用。
🗂 顧客のタブ別の機能(res.partner)
🔹 1. 連絡先
- 名前、電話番号、メール、住所などの基本的な顧客情報を入力。
- 顧客分類(個人・法人など)やタグの設定も可能。
🔹 2. 販売と購買
- 支払い条件(Payment Terms)
- 配送先住所(Delivery Address)
- 顧客の販売担当者や価格リスト
- サプライヤーとしての設定(この顧客から購入もする場合)
🔹 3. 会計
- 売掛・買掛勘定の指定
- 税区分(内税/外税)設定
- 支払い遅延時のフォローアップルール
🔹 4. 内部メモ
💡 POSとの関連
POSの注文時に指定された顧客は pos.order.partner_id に格納され、売上の記録・請求書発行・レポート出力などに活用されます。特に請求書の発行機能を有効にしている場合、顧客情報が正確であることが重要になります。
他のモジュールで使う顧客と同じもの。
製品に関しても同じなので、割愛。
✅ Odooレストランモードの使い方(概要)
1. アプリのインストール
- Odooの「Point of Sale(POS)」アプリをインストールします。
- レストラン機能はこのPOSアプリのオプションです。
2. 新しいPOSの設定
- 「設定」→「ポイントオブセール」→「新規作成」
- 以下の設定を行います:
- 販売名:例「レストラン1」
- 販売タイプ:「レストラン」を選択
- テーブル管理を有効化(オプション)
3. テーブルレイアウトを設定
- POS設定画面で「テーブルマネジメント」をONにすると、座席レイアウトの編集が可能になります。
- テーブルごとに名前や人数、位置を定義できます。
4. 製品(料理)を登録
- 「製品」メニューで料理やドリンクを登録
- 必要に応じて「カテゴリ」も設定(例:ドリンク、メイン、デザート)
5. 注文の流れ(スタッフ操作)
- POSを起動(セッションを開始)
- テーブルを選択
- 料理やドリンクをタップして注文
- オーダーを送信 → キッチンプリンタに注文内容が印刷(※設定要)
- 会計時に「支払い」→支払い方法を選択して処理
6. 周辺機器連携(オプション)
- レシートプリンタ(POSレシート)
- キッチンプリンタ(キッチンチケット)
- キャッシュドロワー
- タッチスクリーンやiPadも可
🔧 オプション機能(設定からON/OFF可)
| 機能 | 説明 |
|---|
| 注文をキッチンに送信 | キッチンプリンタと連携 |
| 注文の分割支払い | 複数人での支払いに対応 |
| セッション管理 | シフトごとの管理や売上記録 |
| タグ付き商品 | 例:辛さレベル、オプション選択 |
| オフラインモード | ネットワークが不安定な店舗に対応 |
📝 注意点
- Odooエンタープライズ版のみでフル機能利用可(特にキッチンチケットや複数POSの統合管理など)
- ブラウザベースで操作可能(iPadなどでも使用可)
- 支払いは販売モジュールではなくPOSから処理され、会計連携も可能
💡 使い所(業種別)
| 業種 | Odoo POS(レストラン)の活用例 |
|---|
| レストラン | テーブルごとの管理、厨房連携、座席予約対応 |
| カフェ | イートイン・テイクアウトの切替、ドリンクカテゴリ管理 |
| フードコート | タッチ注文、支払い後チケット発行 |
| 居酒屋 | 注文ごとのチケット印刷、分割会計、客単価分析 |
✅ 食材と料理の関連付け(構成概要)
1. 購買モジュール:食材の仕入管理
- 野菜、肉、調味料などを「製品(プロダクト)」として登録
- タイプは「在庫商品(Stockable)」で管理
- 発注点や最小在庫ルールを設定すれば、自動購買にも対応
2. 在庫モジュール:食材の数量・場所を管理
3. 製造モジュール(MRP):レシピ管理と材料消費
- 料理(例:ビーフカレー)を“製品”として登録し、
- 材料(食材)を部品表(BoM:Bill of Materials)として定義 例:コピーする編集する
- ビーフカレー(料理) - 牛肉 200g - 玉ねぎ 100g - カレールー 50g - 水 300ml
- 料理を“製造”すると、その材料が在庫から減る
- 調理工程やステップを工程(routing)として登録も可能
🔄 全体フロー(簡略)
plaintextコピーする編集する[購買] → [在庫] → [製造] → [提供・POS販売] → [会計連携]
✅ レストラン運用での活用例
| シーン | Odooでの管理方法 |
|---|
| 食材の仕入 | 購買モジュール(仕入先・価格・数量) |
| 食材の保管 | 在庫モジュール(入庫、廃棄) |
| レシピ管理 | 製造モジュール(BoM) |
| 料理の提供 | POS(レストランモード) |
| 原価管理 | BoM + 食材単価の連動で実現可能 |
✅ 関連付けのメリット
- 食材の使用量を自動で記録できる(在庫を減らす)
- メニューごとの原価計算が可能
- 在庫が少なくなった食材を自動で購買リクエストに変換できる
- 廃棄や棚卸も在庫モジュールで対応可能
🔍 レジオープンとは?
| 項目 | 説明 |
|---|
| 用語 | 英語:Open a New Session / 日本語:レジオープン |
| 機能 | POS(レストラン)で販売を開始するための営業開始ボタン |
| 対象 | 一つのレジ端末、もしくはPOSユーザーのセッション単位 |
| 目的 | 売上記録、現金管理(オープニングキャッシュ)、締め処理単位を区切るため |
🧾 レジオープン時の操作の流れ
- POSアプリを開く
- 「レストラン」POSを選択
- 「レジオープン(Open a New Session)」をクリック
- 必要に応じて以下を入力
- 初期現金(オープニングキャッシュ)
- 担当者(ユーザー)
- 開始時刻(自動記録)
- → POS画面(テーブル配置やメニュー注文)に遷移
- 注文受付・会計処理を実施
🔒 レジを閉じるとは?
営業が終了したら「**レジを閉じる(Close Session)」」を実施して締めます。
- 現金の確認(実残高 vs 計算残高)
- 売上集計(商品別、時間帯別など)
- 支払い方法ごとの合計(現金、カード、QRなど)
🏪 レジオープンの意味合い(実店舗での例)
| 実店舗での操作 | Odoo POSでの対応 |
|---|
| 開店準備・レジ起動 | 「レジオープン」ボタンで開始 |
| 販売業務開始 | POS注文受付が可能に |
| 現金をレジに入れる | オープニングキャッシュの入力 |
| 閉店・レジ締め | 「レジクローズ」から締め処理 |
💡レジオープンを使うメリット
- 複数店舗・スタッフごとの売上管理が可能
- 現金・カード等の決済別集計が明確になる
- 営業時間単位の会計監査がやりやすくなる
- POSの操作ログ(開始・終了・注文内容)がトレース可能
🔍 開始現金とは?
| 項目 | 説明 |
|---|
| 内容 | レジ開始時に実際に入っている現金の金額 |
| 目的 | セッション中の現金取引との照合(帳簿残 vs 実残) |
| タイミング | POSセッション開始時(営業開始時)に入力 |
| 関連機能 | セッション終了時の現金差額確認や精算チェックに使われる |
🧾 例:開始現金の入力場面
あなたがレストランの開店準備をしていて、前日からのつり銭がレジに以下のようにあるとします:
- 10,000円札 × 1枚
- 1,000円札 × 3枚
- 100円玉 × 10枚
合計で 13,000円
この場合、Odoo POSの「開始現金」欄に 13,000 と入力します。
📊 なぜ重要なのか?
- レジ締め時(セッション終了時)に、理論残高と実残高の差を確認できる
- 差額の原因(誤釣銭、紛失、入力ミスなど)を追跡できる
- 会計上の整合性を保ち、内部監査や経営分析にも活用できる
💡補足
- この「開始現金」は日々変動する金額で、あらかじめ「固定額を準備」する店舗も多いです(例:毎朝つり銭として10,000円を用意)。
- Odooでは「現金管理(Cash Control)」機能をオンにすることで、開始現金や入出金をきちんと管理できます。
🍽 アクションメニューの機能概要
| ボタン名 | 機能概要 | 主な用途 |
|---|
| 分割(Split) | 注文を複数の会計に分割 | グループ客が別々に支払う場合など |
| 転送(Transfer) | 注文を他のテーブルに移動 | 席替えや誤ったテーブルへの入力時など |
✂️ 分割(Split)の詳細
🔹 目的
- 一つのテーブルの注文を複数の支払い者で分けるために使用。
- 例えば「3人で食事をして、それぞれが注文した分だけ支払いたい」場合など。
🔹 操作の流れ
- アクション → 分割 を選択
- 各商品に対して「誰が支払うか」を選択(ドラッグ&ドロップで分配)
- 分割されたグループごとに支払い処理が可能になる
🔹 メリット
- 現場スタッフが複雑な注文分けを簡単に処理できる
- 顧客満足度の向上(柔軟な対応が可能)
🔄 転送(Transfer)の詳細
🔹 目的
- 注文を他のテーブルに移す機能
- よくあるのは「テーブルを移動したい」「間違ったテーブルに注文した」などのケース
🔹 操作の流れ
- アクション → 転送 を選択
- 移動先のテーブルを選択
- 注文がそのテーブルに移される(元のテーブルは空になる)
🔹 メリット
- 注文をキャンセルせずにそのまま正しいテーブルに移行できる
- サービスの柔軟性が向上し、スタッフの負担が軽減
✅ 注意点
| 機能 | 補足 |
|---|
| 分割 | 注文ごとに支払いタイミングが異なる場合にも使える |
| 転送 | 支払いが済んでいない状態でのみ移動可能 |
🔍 テーブル配置の編集機能について
| 項目 | 内容 |
|---|
| 利用可能版 | **Odoo Enterprise(有料)**のみ |
| 編集方法 | ビジュアルなフロアエディタで、テーブルの追加・移動・サイズ変更が可能 |
| フロア数 | 複数のフロアを作成可能(例:1階、2階、テラスなど) |
| カスタマイズ性 | テーブル名や形状、色なども編集可能 |
| 操作場所 | POSアプリ → 設定 → フロアプランから操作可能(※Enterpriseのみ) |
🍽 Preparation Display の主な役割
| 目的 | 説明 |
|---|
| 注文伝達 | POSで入力された注文が、自動でキッチンやバーに表示される |
| ステータス管理 | スタッフが「調理中」「準備完了」などの状態をタッチ操作で更新 |
| ペーパーレス | プリンタの代わりにディスプレイで対応する(ペーパーレス運用) |
| 多拠点対応 | 複数の調理場所(例:キッチン・バー)に対応し、注文をルーティング可能 |
🧑🍳 機能詳細
| 機能 | 内容 |
|---|
| 表示内容 | テーブル番号、注文内容、数量、時間など |
| ステータス | 「未着手」「調理中」「完了」などが選べる |
| 色分け表示 | 状態や経過時間に応じて色が変わることで、優先度を視認しやすくなる |
| 自動更新 | POS側で注文を送信すると、自動でキッチンディスプレイに反映される |
💡 運用イメージ
- ウェイターがPOSでテーブルの注文を入力
- 「注文を送信」すると、Preparation Displayに内容が即時表示される
- キッチンスタッフが画面で確認し、料理開始
- 完了したら「完了」ステータスを選択
- ウェイターが「準備完了」を画面で確認して配膳へ
📌 注意点
- タブレットやPCなど、Webブラウザがあれば別端末で表示可能です。
- ハードウェア(キッチンモニタやタッチディスプレイなど)は自前で用意する必要があります。
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