在庫
📌 4️⃣ まとめ表
| 項目 | 表示条件 | コメント |
|---|
| 履歴(Inventory Moves/Valuation) | 在庫移動履歴がある | 入荷/出荷/内部移動があれば表示 |
| 補充(最小在庫ルール) | 商品マスタにルール設定済み | スケジューラ実行で自動補充 |
| ロケーション列 | 複数ロケーションで履歴がある | ない場合は省略表示されることがある |
| 予測列(Forecast) | Stockable Productで履歴がある | サービス/消耗品は非表示の場合あり |
✅ オペレーションタイプ(Operation Types)で設定できること
| 項目 | 設定内容 | 意味・影響範囲 |
|---|
| 名称(Name) | オペレーションタイプの名前 | ユーザーが画面で識別するための表示名(例:Receipts, Delivery Orders, Internal Transfers) |
| コード(Reference Code) | 英数字の短縮コード | システム内部で識別するコード |
| 動作の種類(Type of Operation) | 受入(Receipts)、出荷(Delivery)、内部転送(Internal Transfer)、製造関連(Production)など | このオペレーションがどのフローに使われるかの種別 |
| デフォルトのソースロケーション(Default Source Location) | 移動元ロケーションの初期値 | 例:受入なら Vendor Location、出荷なら Stock |
| デフォルトの宛先ロケーション(Default Destination Location) | 移動先ロケーションの初期値 | 例:出荷なら Customer Location、内部転送なら別の倉庫や棚 |
| 予約方法(Reservation Method) | – 手動(At Confirmation) – 自動(When Available) – 直前(Before Scheduled Date) | 商品の引当タイミングを制御 |
| バッチ処理(Batch Transfer) | このオペレーションタイプで複数ピッキングをまとめてバッチ処理可能か | 出荷処理などを一括でまとめて行う場合に利用 |
| 追跡オプション(Show Detailed Operations) | 詳細なオペレーション(移動ライン単位での数量追跡)の有効化 | 個別のシリアル番号やロット追跡が必要な場合に必須 |
| パッケージング(Show Packages) | パッケージ単位での処理を表示するか | 梱包単位での管理を行う場合に有効 |
| プランニング(Show Reserved, Planned, and Done quantities) | 予約済・計画済・完了済の数量を表示 | ピッキング画面で詳細表示が必要な場合に有効 |
| 移動自動検証(Automated Validation) | このオペレーションの完了処理を自動で行うか | ワンクリックで移動を自動的に完了させたい場合 |
| 移動ラベル(Operation Type Label) | 処理のラベルをカスタマイズ | バーコード処理や印刷物で使われる場合 |
| 関連倉庫(Warehouse) | このオペレーションが紐づく倉庫 | 倉庫ごとに異なるオペレーションタイプを作成可能 |
📦 オペレーションタイプの利用例
| オペレーションタイプ | 動作 | ソース | デスティネーション |
|---|
| Receipts(受入) | 購買品の入荷処理 | Vendor Location | WH/Input(倉庫の受入エリア) |
| Delivery Orders(出荷) | 顧客への出荷処理 | WH/Stock | Customer Location |
| Internal Transfers(内部転送) | 倉庫間/棚間の在庫移動 | WH/Input | WH/Stock など |
| Manufacturing(製造用) | 製造のための移動 | WH/Stock(原材料) | WH/Production(作業場) |
| Returns(返品) | 返品受入処理 | Customer | WH/Stock(返品在庫) |
✅ Odooのロケーション設定項目一覧(主なもの)
| 項目名 | 意味 | 使用例・コメント |
|---|
| ロケーション名(Location Name) | ロケーションの表示名 | 例: WH/Stock、Store A、Shelf B1 |
| 親ロケーション(Parent Location) | このロケーションが含まれる上位のロケーション | 階層構造を作るために使用 |
| ロケーションタイプ(Location Type) | ロケーションの性質(内部/顧客/サプライヤ/ビューなど) | 詳細は後述 |
| 会社(Company) | このロケーションが属する会社 | マルチカンパニー運用時に指定 |
| 削除可能(Is a Scrap Location?) | スクラップ処理用ロケーションかどうか | 破棄用の特別な場所として利用 |
| 返品用ロケーション(Is a Return Location?) | 返品処理用ロケーションか | 顧客やサプライヤからの返品先を明示 |
| 削除可能(Removal Strategy) | ピッキング時の引当ルール(FIFO, LIFOなど) | 在庫の引当順序を制御 |
| パッケージ管理(Is a Package Location?) | 梱包単位での管理を行うか | 梱包単位の移動・管理を行う場合に有効 |
| ロット/シリアル番号必須(Tracking Option) | ロット・シリアルの管理が必要か | 食品、医療品、高額品で有効化 |
| 容量管理(Capacity, Weight Limits) | 容積・重量の上限 | 拡張用途で利用可能 |
✅ 親ロケーション(Parent Location)の役割と使いどころ
🎯 親ロケーション = ロケーションの階層構造を作るための枠組み
Odooでは、ロケーションを階層構造で管理できます。
- 例:
- WH(倉庫)
└ WH/Stock(在庫棚)
└ WH/Stock/Shelf A(棚A)
└ WH/Stock/Shelf B(棚B)
- 親ロケーションを設定することで、集計やトレースが「親ロケーション単位」でできる
📦 実際の使いどころ
| シーン | 例 |
|---|
| 倉庫と棚の階層管理 | 倉庫(WH)を親、棚(Shelf)を子にする |
| 店舗ごとの管理 | 本部倉庫を親、各店舗を子ロケーションとして登録 |
| 在庫レポートでの集計 | 親ロケーション単位での在庫数を集計・確認できる |
| 内部転送の出発・到着地設定 | ロケーション階層を持つと移動先を選びやすい |
| 複数ロケーション間のトレース | 階層構造で「どの倉庫のどの棚か」が明確に |
✅ ロケーションタイプの補足
| タイプ | 説明 | 例 |
|---|
| 内部ロケーション(Internal Location) | 通常の在庫管理用ロケーション | 倉庫、棚、店舗など |
| サプライヤロケーション(Vendor Location) | 購入元を表す仮想ロケーション | 仕入先からの入荷元 |
| 顧客ロケーション(Customer Location) | 出荷先の仮想ロケーション | 顧客への納品先 |
| ビュー(View Location) | 実際の在庫は持たないが、階層の親として機能する仮想ロケーション | 倉庫(WH)などの上位 |
| スクラップロケーション(Scrap Location) | 廃棄用の特別なロケーション | 破損品、返品不良品 |
| 生産ロケーション(Production Location) | 製造の中間地点として使用 | 製造作業場、アッセンブリライン |
✅ 入庫規則(Putaway Rules)の基本的な役割
| 機能 | 説明 |
|---|
| 目的 | 商品が倉庫に入荷したときの保管ロケーションを自動的に決める |
| 設定対象 | 商品、商品カテゴリごとに設定可能 |
| 設定場所 | 倉庫設定 > 入庫規則(Putaway Rules) |
| 使用タイミング | 入荷時(Receipts)、内部転送時など、在庫がロケーションに入る際 |
📦 使い方のイメージ
例:スマホ販売業での活用
| 商品 | 入荷先ロケーション(デフォルト) | 入庫規則での自動振り分け先 |
|---|
| iPhone 13 | WH/Input(入荷エリア) | WH/Stock/Shelf A |
| iPhone 14 | WH/Input | WH/Stock/Shelf B |
| アクセサリ | WH/Input | WH/Stock/Accessories |
- 入荷時はまず**WH/Input(入荷エリア)**に届く
- 入庫処理を進めると、入庫規則に従って各棚(Shelf A/B/Accessories)へ自動でロケーションが指定される
✅ 入庫規則の設定項目
| 項目名 | 説明 |
|---|
| 製品(Product) | 特定の製品に限定する場合に設定(空欄ならカテゴリで適用) |
| 製品カテゴリ(Product Category) | 特定カテゴリの商品に適用する場合(例:スマートフォン、アクセサリ) |
| ソースロケーション(Source Location) | 入庫元のロケーション(通常はWH/Inputなど) |
| 宛先ロケーション(Destination Location) | 入庫先ロケーション(商品が最終的に配置される棚など) |
✅ 入庫規則の項目詳細(保管先・サブロケーション・カテゴリ)
| 項目名 | 意味・使い方 | コメント |
|---|
| 保管先(Destination Location) | 最終的に商品が移動されるロケーション | 例: WH/Stock/Shelf A。 入荷時は一時的にWH/Inputに入り、ルールに従いこの保管先に移動される。 |
| サブロケーション(Sub-location) | 階層的なロケーション構造で、保管先の下位ロケーションを指定する場合 | 保管先を親ロケーション、サブロケーションを子ロケーションとして分ける用途。通常は保管先だけで十分なことが多いが、さらに細分化する場合に使う。 |
| カテゴリ(Product Category) | 特定の商品カテゴリに属する商品に適用するルール | 例: 「スマートフォン」カテゴリの全商品はShelf Aに入れる、など。 カテゴリを指定すると、個別の製品を指定しなくてもそのカテゴリの全商品に適用可能。 |
| 製品(Product) | 個別の製品単位で適用する場合に指定 | 例: 「iPhone 14」だけはShelf Bに入れるなど、カテゴリよりも優先度が高い。 |
| ソースロケーション(Source Location) | この入庫規則が適用される出発ロケーション | 通常はWH/Inputや外部ロケーション(Vendor)を指定。 |
| 削除フラグ(Removal Strategy) | 補充時の引当方法(FIFO/LIFOなど) | 入庫規則とは直接は関係しないが、出庫時にどの商品から引き当てるかを定義する場合もあり。 |
✅ 「保管先」と「サブロケーション」の違い
| 項目 | 意味 | 使い分けの例 |
|---|
| 保管先(Destination Location) | 商品が最終的に移動する場所(親ロケーション含む) | 例: WH/Stock(在庫エリア全体) |
| サブロケーション(Sub-location) | 保管先のさらに細かい場所 | 例: WH/Stock/Shelf A、WH/Stock/Shelf B |
つまり、
- 「保管先」で大枠(例: 在庫エリア全体)を指定
- 「サブロケーション」でさらに詳細(例: 棚や区画)を指定
ただし!
👉 通常は保管先だけで十分な場合が多く、サブロケーションはより複雑な倉庫構造で必要になるケースが多いです。
✅ まとめ
入庫規則は「どの製品やカテゴリの商品を、どのロケーションに振り分けるか」を決める仕組み。
保管先は最終配置場所を決め、サブロケーションはその中での詳細な区分を補助的に指定できる。
✅ 配送方法の入力項目と意味(詳細解説)
| 項目 | 意味・使い方 | 備考/例 |
|---|
| 配送方法 | この配送方法の名前 | ユーザーが選択する名称(例:UPS Express、佐川急便、店舗受取) |
| ウェブサイト? | この配送方法をWebショップで利用できるか | 有効にするとECサイトで選択可能になる(例: ShopifyやOdoo Web) |
| 全てのウェブサイト | どのウェブサイトで利用できるか | マルチウェブサイトを使う場合の制御 |
| プロバイダー | 配送料金の計算方法を決定 | 固定価格 / 外部配送API / ルールベース(※Enterpriseのみ外部連携可) |
| 固定価格 | 一律の送料を設定 | 例: 全国一律500円の場合は500.00を入力 |
| 会社 | この配送方法が使用できる会社 | マルチカンパニーでの制御 |
| オーダ金額が次以上で無料? | 一定金額以上の注文で送料無料にする閾値 | 例: 10000円以上なら送料無料(設定例:10000.00) |
| 配送プロダクト | 配送料の科目として扱う商品 | 例: “送料”という商品を作成し、ここに設定することで売上計上できる |
| 追跡リンク? | 追跡用URLのフォーマット | 例: https://ekartlogistics.com/shipmenttrack/<shipmenttrackingnumber>
<shipmenttrackingnumber>は出荷時に自動置換 |
| 利用可能 | この配送方法を有効にするか | チェックONで使用可能になる |
| 説明 | この配送方法の説明 | ユーザー向け説明文(例: 「佐川急便による通常配送」) |
| 遷移後(After Shipping) | 出荷完了後の処理指定 | 出荷時の特別な処理を定義(例: APIでの連携動作、※Enterprise向け) |
| 国 | この配送方法を利用できる国 | 配送エリア制限(例: 日本のみ、米国のみ) |
| ステータス | 配送方法の稼働状態 | 利用可能/停止中など |
| 郵便番号プレフィックス? | 配送エリアを郵便番号の頭文字で制御 | 例: 100- → 東京都、900- → 沖縄県 |
| コンテンツ | 配送方法の詳細な内容 | 説明用メモなど(画面上の表示には出ない場合あり) |
| 最大重量? | この配送方法で配送可能な最大重量 | 例: 30kgまで。超える場合は選択不可になる |
| 最大容積? | この配送方法で配送可能な最大容積 | 体積(m³)で制限 |
| 必須タグ? | 商品に必要なタグ | 例: 「冷凍」タグ必須配送(商品にタグが必要) |
| 除外済タグ? | 除外対象のタグ | 例: 「大型商品」タグが付いた商品はこの配送方法を選択不可 |
| 都道府県または郵便番号を選択する前に、国を選択して下さい。 | 制御の補足説明 | UI上の注意書き(エラー防止のため) |
✅ 配送方法の主な機能イメージ
- 配送条件の制限:
- 送料計算方法:
- 固定価格
- 無料条件(金額閾値)
- 外部API(FedEx, DHL等)※Enterprise
- 出荷後の追跡対応:
- 販売オーダーや請求書への反映:
ER図
🧾 主なテーブルの説明
- product_template / product_product:商品の基本情報とバリエーションを管理します。
- stock_move:在庫の移動を記録します。入出庫や内部移動などが含まれます。
- stock_move_line:在庫移動の詳細な行を管理します。ロットやシリアル番号などの情報を含みます。
- stock_picking:在庫のピッキング(出荷や受領)を管理します。
- stock_location:倉庫内のロケーション(場所)を管理します。
- stock_valuation_layer:在庫評価の履歴を管理します。会計との連携に使用されます。
- stock_quant:現在の在庫数量をロケーションごとに管理します。
✅ Odoo在庫モジュール主要テーブルと代表的なフィールド
📦 1️⃣ product_product(製品:在庫単位)
| フィールド名 | 内容 |
|---|
| id | 製品ID(Variant ID) |
| product_tmpl_id | 製品テンプレート(product_templateへのリンク) |
| default_code | 製品コード(SKU) |
| barcode | バーコード |
| name | 製品名 |
| type | 製品タイプ(Stockable, Consumable, Service) |
| list_price | 販売価格 |
| standard_price | 原価(標準原価) |
| uom_id | 単位(単位マスタへのリンク) |
📦 2️⃣ stock_location(ロケーション)
| フィールド名 | 内容 |
|---|
| id | ロケーションID |
| name | ロケーション名(例: WH/Stock) |
| location_id | 親ロケーション |
| usage | ロケーションタイプ(internal, vendor, customer, view, scrap, production) |
| company_id | 所属会社 |
📦 3️⃣ stock_move(在庫移動ヘッダー)
| フィールド名 | 内容 |
|---|
| id | 移動ID |
| product_id | 製品ID |
| location_id | 移動元ロケーション |
| location_dest_id | 移動先ロケーション |
| quantity_done | 実際に移動した数量 |
| state | ステータス(draft, confirmed, done) |
| date | 移動日 |
| picking_id | 紐づくピッキング(stock_picking) |
| reference | 参照番号(SO/PO名など) |
📦 4️⃣ stock_move_line(在庫移動の詳細行)
| フィールド名 | 内容 |
|---|
| id | 移動ラインID |
| product_id | 製品ID |
| lot_id | ロット/シリアル番号 |
| qty_done | 移動数量 |
| location_id | 移動元ロケーション |
| location_dest_id | 移動先ロケーション |
| picking_id | ピッキングID |
📦 5️⃣ stock_picking(出荷・受入のトランザクション)
| フィールド名 | 内容 |
|---|
| id | ピッキングID |
| name | ピッキング番号(例: WH/OUT/0001) |
| partner_id | 取引先(顧客/仕入先) |
| location_id | 移動元ロケーション |
| location_dest_id | 移動先ロケーション |
| scheduled_date | 予定日 |
| state | ステータス(draft, waiting, done) |
| picking_type_id | オペレーションタイプ(入荷/出荷/内部転送) |
📦 6️⃣ stock_quant(現在の在庫数量)
| フィールド名 | 内容 |
|---|
| id | レコードID |
| product_id | 製品ID |
| location_id | ロケーションID |
| quantity | 在庫数量(On Hand) |
| reserved_quantity | 予約済数量 |
| lot_id | ロット番号(あれば) |
| package_id | パッケージID(あれば) |
| owner_id | 所有者(あれば) |
📦 7️⃣ stock_valuation_layer(在庫評価履歴)
| フィールド名 | 内容 |
|---|
| id | レコードID |
| product_id | 製品ID |
| value | 評価額(金額) |
| quantity | 数量 |
| stock_move_id | 関連する在庫移動 |
| description | 説明 |
| account_move_id | 関連する仕訳(会計連携時) |
| create_date | 作成日時 |
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