1) 取得側の“多様性”を先に担保(事実の幅を増やす)
Multi-query RAG:ユーザ質問を複数表現に書き換えて並列検索(同義語・役割視点)。
Rerankで多様化:MMR や RRF で“関連性×非重複”を両立(同じ文脈ばかり拾わない)。 CMUコンピュータサイエンス学院+2Elastic+2
2) 生成側の“答えの多様性”
Verbalized Sampling(VS):
例)「この質問に対する候補回答を3つと、その確率(自信度)を言語化して提示」。
訓練不要・推論時だけで多様性を1.6〜2.1倍にできると報告。ERPの説明系にも応用可。 arXiv+1
プロンプト・アンサンブル:
「営業Ops視点/会計視点/在庫視点/管理者視点」など役割別の回答を生成し、上位を提示。
3) “正しさ”のガード(多様性≠でたらめ)
再ランク基準:①根拠カバレッジ(何件の根拠に支えられるか)、②一貫性(内部矛盾なし)、③Odoo手順の可実行性(UI/メニュー名やAPI名の存在チェック)。
ファクト制約:最終回答は引用と出典付、数値・画面名は retrieval に現れた語だけ許可。
温度と本数の上限:k=2〜3、回答トークンを短く、コストとばらつきを抑制。
4) UI/運用
トグル:「Answer mode = Standard / Diverse」。既定は Standard。
表示:「最適解+他の見方(2件)」をタブ表示、各タブに根拠リンク/“違い”の一言注釈。
ログ:どの候補が採択されたか、根拠のドキュメントID、VSでの“確率”を監査ログに。
デモ段階(A+B1)での最小実装
Retrieval を Multi-query + MMR/RRF に差し替え。
生成は VSスタイルで候補2〜3本を出し、内部スコアでBest-of-N採択。
エンドポイントに mode=diverse を追加(既定は standard)。
CI では 決定論テスト(温度0/1本)と、多様性スモーク(温度↑+候補数↑で形状だけ検証)を分離。
どこまで“VS”を攻めるか(注意点)
VSは創造的課題で効果が大きい一方、業務手順の厳密性が要る場面では出し過ぎ禁物。
→ “説明の観点や粒度”を変える用途に限定、最終手順は単一の確定版を返す。
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