✅ Odooの税金設定まとめ(日本向け)
1. 税金の登録場所
- [会計] → [設定] → [税金]
→ 税率(例:10%消費税)の定義を行う。
- 名称:
10% 消費税など
- 税のタイプ:売上用/仕入用(※自動で相手勘定が動くように設定)
- 税の計算方法:
- 固定(Fixed):使用しない(日本では一般的ではない)
- 割合(Percentage of Price):通常の消費税設定
- サブ税(Group of taxes):地方税などで使われるが、日本では多くない
2. 税グループ([設定] → [税グループ])
- 税率をまとめるリストビュー。表示用であり、基本は
税金 メニューで設定する内容に従う。
3. 使用される場所
- 請求書/仕入請求書/見積書/注文書など
- 各明細行や合計部分に自動的に適用される
- 勘定コードとの連動(売掛金/買掛金)に影響
4. 会計連携:各口座にいくら受け取るか
- 税コードには**「税受入口座(Tax Received)」や「税支払口座(Tax Paid)」**を設定
- 消費税 10% →
仮受消費税(売上)
- 消費税 10%(仕入)→
仮払消費税(仕入)
- 自動仕訳で正しい勘定が仕訳されるように調整可能
5. 税レポート表示位置(グリッド指定)
- 「税金グリッド」(Tax Grids)で、税がどこに表示されるかを指定(PDF出力や日本の税レポートに対応するために重要)
6. 「詳細」タブの設定
- ✅ 「税金を価格に含めるか(含税/外税)」
- 外税:明細に税抜価格を記載 → 請求書で税加算
- 含税:価格に税が含まれている → 明細に税込価格
- → 日本では「外税」が一般的なので通常はチェックを外す
- ❌ その他のオプション(インボイス含むなど)は日本では未使用でOK
7. 税の順序(Tax Sequence)
- 複数税を同時に適用する際の計算順序を決定
- 日本では基本**1種類の税のみ(10% or 軽減8%)**が多いため、順序は意識しなくてよいケースが多い
- 特殊な手数料や付加税を設定する際は、順序の考慮が必要
💡実務ポイント(日本で使う場合)
- 消費税の種類は:
10% 消費税(外税)
8% 軽減税率(外税)
非課税
- 会計仕訳で「仮受」「仮払」への自動計上が必須
- 税レポート(消費税申告用)との整合性をとるなら「税グリッド」を活用
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